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当院の透析の特徴

最善の透析

腎不全に対する補完治療として発達してきた透析医療ですが、近年の糖尿病性腎症や高血圧性腎障害の患者さんの増加により、単に腎臓の代わりをする医療というだけでは十分ではなく、それら生活習慣病の各種合併症の管理、さらには高齢者の増加により介護的なしっかりとしたケアを伴った医療が必要とされています。その中での最善の透析とはなにかを私たちは追及しています。そのためには腎疾患、高血圧、糖尿病、認知症などに対する最新の医療知識が必要なだけではなく、それら科学としての医学を一人一人の患者さんの身体と生活状況に合わせて最も良い形で提供するテイラーメイドな透析医療を実現する努力が必要と考えます。

エコロジーな透析

環境負荷の少ない透析医療を心がけます。

・透析室では適切な室温や照度の管理を行い不要な電力消費を抑えています。

・人工透析の排水は家庭の排水と比べてBOD値(生物学的酸素要求量:排水の汚れの目安)が高く一般下水 道へ流す前の処理が必要です。当院で採用している透析廃液の処理システムは微生物を利用して有機物を処理する方法で、常に廃液を水質基準以下に保ちます。

透析設備

(1)RO装置(透析のもとになる清浄な水を作る機械です)

NIKKISO社製を使用、LRO膜とRO膜の2段膜処理により高水質のRO水を作製することができます。

(2)透析液溶解装置(透析原液を作ります。)

NIKKISO社製を使用、完全自動化により人為的ミスを排除してより安全性の高い透析液作製を行っています。

(3)透析液供給装置 

NIKKISO社製透析液供給装置を使用 同社のコンソールとの連動により確実な透析環境を保障します。

(4)透析装置(コンソール)

NIKKISO社製のコンソールを使用、自動プライミングと自動返血を達成しています。透析中の循環血液量をリアルタイムで評価できるBV計を全台に設置してより安全な透析を行っています。

スタンダードな透析を求めて ~透析室でのさまざまな取り組み~

1. 安全対策

透析中および前後の事故を未然に防ぐためのダブルチェックシステムの採用、アクシデントを報告し対策を検討するヒヤリハットノートの活用、医療安全委員会活動など、安全のための対策を行っております。

2. 感染対策

院内感染の感染源となる血液などの検体と点滴などの患者さんの体内に入る注射薬の移動ラインを完全に分離するなど、透析室での院内感染を予防するための最善の取り組みを行っています。

3. 情報管理

患者さんの個人情報の外部流出を防ぐための万全の対策を行っています。
当院では各職員についての情報も個人情報と考えてその管理を行っています。

4. 災害時対策

東日本大震災の経験をふまえ、停電時の通信手段の確保、災害時医療ネットワークへの参加などを行い、定期的な災害訓練を行っています。

より良い透析を求めて~臨床的検討とその報告~

当院透析室での臨床的な工夫とその報告(2009年以降)

口透析間の体重増加の多い患者に対する最大除水量の設定について
2009年栃木県透析医学会報告
内容:透析中の除水量を経験ではなく科学的に決める方法を探求しました
□透析患者の血糖管理指標としてのグリコアルブミン値について
2009年栃木県透析医学会報告
内容:透析患者さんの血糖コントロールにはグリコアルブミン値も重要であることがわかりました
□当院におけるインシデントの傾向と対策への取り組み
2010年栃木県透析医学会報告
内容:透析中のインシデント事例の分析とその早期対策の方法を検討しました
□当院における透析液清浄化と水質管理について
2010年栃木県透析医学会報告
内容:より清浄な透析液を作るための当院での水質管理マニュアル改訂の試みです
□透析患者の呼吸機能の透析施行中の経時的変化の評価
2011年透析医学会総会報告
内容:透析治療中の低酸素の原因が睡眠時無呼吸様の発作で起きていることがわかりました
□当院での透析患者への個別栄養指導再考
2011年栃木県透析医学会報告
内容:腎不全患者さんには食事制限が必要です そのコツを求めて指導に生かす方法を検討しました
□活性化全血凝固時間(ACT)を指標にした持続ヘパリン減量の試み
2011年栃木県透析医学会報告
内容:透析中にはヘパリンを使用します 過量な使用にならない工夫を検討して手順化しました
□透析後採血を利用したアクセス再循環スクリーニング法および透析後採血の適切な血流量の検討
2012年栃木県透析医学会報告(優秀演題賞受賞)
内容:再循環のない透析をするにはどうしたらよいか、検討しました
□経口リン吸着薬の服薬アドヒアランス向上の為の試み
2012年栃木県透析医学会報告
内容:飲み辛い薬をどうやって間違いなく服用してもらうか、工夫しました

□非接触型皮膚赤外線体温計の透析室における使用についての検討
2013年栃木県透析医学会報告
内容:体温測定の簡易型ツールの使用経験を報告しました

□「どういう感じなんですかアンケート」を行って
~患者のナラティブ、スタッフのナラティブ その違い~
2013年栃木県透析医学会報告
内容:患者さんとスタッフの病語りの違いを分析しました


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